ユニバーサル園芸社では創業当時から持続可能な社会、
環境を守り育てていく活動を続けてきました
オフィスや商業施設の緑化空間づくりやグリーンレンタル事業を通じて働きがいのある仕事づくりに貢献しています。
私たちが取り扱う植物は1本1本個性があります。太陽の光をいっぱい浴びたい植物、お水をあまり必要としない植物、寒さに弱い植物など、植物によって育て方が違います。さらに同じ植物でも大きさや育ってきた環境によって管理方法も変わっていきます。そんな1本1本個性が異なる植物をお客様のオフィスやショッピングモールなどに飾り、その植物を見て気持ちが癒やされる人がいることに私たちはやりがいを感じています。
植物という自然をパートナーとしている私たちは一人ひとりの生産性を上げるために技術の向上を常に図っています。社内独自の検定制度を設置し、全社員が植物に関する技術を学んでいます。
また毎日、紙で提出していた日報などの書類をIT化することで作業時間を短縮し、労働環境の改善に努めることで経済成長に貢献しています。
公共空間のランドスケープ、ガーデンデザイン・施工を通じて誰も参加できる持続可能なまちづくりに貢献しています。
キャンプやハイキングなど自然の中にいると周りの木々や土によって心が癒やされた経験は誰もがあると思います。公園のベンチで過ごす時間でも安らぎを感じることがあると思います。私たちが描くランドスケープやガーデンデザインなどのグリーンデザインはそういった癒やしの効果を性別、そして年代を問わずに誰もが安全で使いやすく感じられることを最優先に描いています。
こういった思いをお客様にも伝え、グリーンをデザインすることで生活をしやすい環境をつくり、住み続けられるまちづくりを目指しています。
また、私たちが使用する植物の一部は生産者から直接仕入れています。生産者の中には八丈島や沖縄など都市部から遠い地域もあり、私たちが直接仕入れることで都市部との経済的、環境的なつながりをサポートしています。
お客様とともに、未来へつながる循環型の社会づくりに貢献しています。
植物はそれだけで地球や環境に優しいイメージがあり、人間の営みに欠かせない存在ですが、じつは土や木は廃棄処分の問題を抱えています。つくる側であり、つかう側でもある私たちは、植物の再生(ロスグリーン活動)と合わせて樹木リサイクル事業を行い、1本の植物を大切にし続けています。
循環型社会の実現を目指し、持続可能な消費と生産を推進している私たちは植物を資源と考え、廃棄植物の削減に取り組んでいます。
グループ会社である日生ウッドワークスを通じて、社内外から広く廃棄植物を回収してウッドチップやバーク堆肥として新たな価値を生み出す活動を行っています。私たちが提供する製品やサービスは、環境への影響を最小限に抑え、資源を無駄なく使い続けることを重視しています。
商業施設、オフィスビル、個人邸への植栽デザイン・施工を通じて地域の生態系を守り、育てていく活動に貢献しています。
日本では昔から自然と一緒に過ごしてきた歴史があります。人々が暮らす里と森や森林、その間につくられた田んぼや畑、里山という環境で日本人は生活をしてきました。その環境が生態系や生物の多様性を守ってきました。
私たちはそんな環境を都心部にもつくりたいと思い行動しています。
植物を飾るだけでなく、その一歩先に踏み出し都心部でも生態系や生物の多様性を守られる環境をつくること、また都心に住む人に生態系や生物の多様性を守ることの大切さを伝えることで陸の豊かさを守ることを目指します。
また大阪府茨木市にある大阪本社では植樹をすることで自然の恵みを守るように努めています。
ロスグリーン“0”を目指すレンタルグリーンのサステイナビリティ
私たちの主力事業であるレンタルグリーンでは、お客様のオフィスや商業施設、病院などに観葉植物を飾ります。
お客様の環境によっては元気にすくすく育ってくれる植物もありますが、どうしても日光不足や温度などの影響で弱ってしまう植物も出てきます。そうして弱ってしまった植物は温室に戻し、剪定を施してもう一度元気な姿に戻す取り組みを行っています。
この1本の植物も無駄にしない、見捨てないロスグリーン“0”を目指す取り組みは、全国に数ヵ所ある温室で1年以上の歳月をかけて行い、全社員が参加する年中行事となっています。
これまで20年間で4万4,390本の植物を再生し、年間平均2,200本をお客様のもとで飾らせてただいています。
レンタルグリーン事業のおよそ2~3割の植物が私たちの取り組みで元気な姿になった観葉植物です。
植物の回収
レンタルグリーン事業では定期的に植物を確認し、植物の状態や環境に合わせてお水や肥料を与えたり、場合によっては元気な植物に交換をしたりします。
こうして交換された植物は悲しいことにこの業界では廃棄されることが多くありました。
私たちは植物を簡単に廃棄をすることをせずに植物を再生するという選択肢を選びました。
植物の再生温室へ
毎年5月に弱ってしまった植物を再生するために剪定をして、太陽の光をいっぱい浴びさせて元気な姿に戻していきます。この作業を私たちは「蔵出し(くらだし)」と呼んでいます。
蔵出しから半年後の11月に元気になった植物を樹形を整えるために剪定し、温室内に移します。この作業は「蔵入れ(くらいれ)」と呼んでいます。
この作業は部署に関係なく全社員が参加する年中行事となっています。
再生された植物を新たな場所へ
蔵出し、蔵入れを無事に終え、元気な姿を取り戻した植物は再びお客様のオフィスなどに飾ります。
元気な姿を取り戻しただけでなく、1年間という期間を経て成長した植物は幹も太くなり力強い姿になっています。
そうした力強い姿を皆さんに見てもらい、植物で癒やされていただくことが私たちの目指すレンタルグリーンの姿です。
私たちはSDGsやサスティナブルという言葉が生まれる前から植物の再生と再利用のサイクルを繰り返してきました。
サスティナブルには持続可能という意味があります。何十年と植物の再生を行ってきた私たちにはサスティナブルの実績があります。
地球環境を守るために欠かせない植物を扱う私たちは持続可能な仕組みが必要です。そのひとつがこの植物の再生です。
長年培ってきた経験、技術を活かし、グリーンを通じてサスティナブルな社会に貢献するのが私たち、ユニバーサル園芸社に課された使命です。
経済成長のために会社を発展する、人が住みやすい環境をつくる、そのために1本1本の植物に真心を込めて社会に送り出します。