ベクター・ジャパン株式会社 様
- デザインのポイント
- 今回のオフィス改装では、「緑視率を意識した配置」によって視線の先には常に植物の緑が感じられるよう配置計画し、働く人の集中力と快適性を高めるグリーンデザインを行いました。存在感が大きく無機質になりがちなフォンブースには壁面緑化を施し、空間にやわらかな印象を追加。ONとOFFを区切る空間には高さやボリュームの異なる植栽を配置することで抜け感を残しながらブラインド要素としての意味を持たせ、滞在場所の用途に合わせて意識を切り替えられる環境を演出しています。デザイン性と機能性を兼ね備えたフェイクグリーンが、洗練されたオフィスに自然の潤いを与えます。
- 植栽選びのポイント
- ナチュラルなシルエットを持ち自然の要素を感じさせる植栽を中心に選定しました。フロアから芽吹くように立ち上がる植栽は、空間を仕切りながらも視線をやさしく通し、不規則な曲線が直線的になりがちなオフィスに有機的な変化を生み出します。また、ポイントで取り入れたアクセントとなる自然素材が、無機質なオフィス家具にやわらかな表情を与え、全体の統一感を損なわないナチュラルな雰囲気を生み出しています。
