根詰まりヤシの枯らさない株分けのコツ(アレカヤシ編)

株分けが必要な理由

アレカヤシは地下茎でどんどん増えるため、鉢の中が根でパンパンになる「目詰まり」を起こしやすい植物です。この状態を放置すると水や栄養が行き渡らず、最終的に株が枯れてしまうこともあります。根が鉢の外にはみ出す・土の隙間が見えない・鉢が割れるといったサインが出たら株分けの合図。早めに気づいて対応することで、植物を元気な状態で長く育てることができます。

株分けの実践

まず鉢から株を抜き、根鉢の状態を確認します。根の隙間を探して2株に分けられる位置を決め、のこぎりなどを使って真ん中から割ります。根を切るのは少し勇気が要りますが、思い切ってカットしてOK。その後、新しい鉢を用意し、それぞれの株をしっかり植え付けます。適切に分けることで、根が新しい空間でのびのびと成長し、株が元気を取り戻します。

気をつけたい水枯れ

株分け後に注意したいのが「鉢の大きさによる水枯れ」です。大きすぎる鉢を使うと、根が吸収しきれず土の水分が均等に回らなくなり、結果的に水枯れを起こしやすくなります。見た目では湿っているように見えても、根の周辺はカラカラ…なんてことも。鉢は株のサイズに合ったものを選び、適度な水やりを心がけることが大切です。植物の根がしっかり張るまでの時期こそ、鉢選びと水管理が成長の鍵になります。
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